2012年の日中国交正常化40周年を記念して、中国各王朝の貴重な文物を紹介する特別展が開催中です。
中国で最古の王朝といわれる夏の時代からおよそ4000年の間、中国各地にはいくつもの王朝が誕生し、特色ある豊かな文化が育まれてきました。それらは、相互に影響を与えつつ多様な展開をとげ、世界に冠たる中国文化を形成していきました。そして、日本をはじめ、近隣地域にも多大な影響を及ぼしていったのです。
この展覧会では、夏から宋の時代にわたる中国歴代の王朝の都・中心地域に焦点をあて、それぞれの地域の特質が凝縮された代表的な文物を対比しながら展示するという新たな手法によって、多元的でダイナミックに展開してきた中国文化の核心に迫ります。
展示作品を一部ご紹介
一級文物 唐時代・8世紀 陝西省・陝西省考古研究院蔵
花鳥文鏡
(かちょうもんきょう)
花形に作った青銅鏡の一面に漆を厚く塗り、薄く切ったアワビなどの貝片や宝石を散りばめて美しい文様を表現しています。華麗をきわめた唐時代を代表する作品です。
一級文物 殷〜西周時代・前12〜前10世紀 四川省・成都金沙遺址博物館蔵
金製仮面
(きんせいかめん)
金製の仮面です。幅が5㎝にも満たない小さな作品ですが、金板を巧みに加工して、神か人かの顔貌を表現しています。 この仮面が出土した金沙遺跡は、現在の四川省成都市の西郊外にあり、少し北にある三星堆(さんせいたい)遺跡とともに、古代蜀文化の存在を明らかにしました。
一級文物 秦時代・前3世紀 陝西省・秦始皇帝陵博物院蔵
跪射俑
(きしゃよう)
秦の始皇帝の遺産の一つが6000体以上もの兵士や馬の人形が埋められていた兵馬俑坑(へいばようこう)です。この作品も、その兵馬俑の一つで、跪(ひざまづ)いて弩(いしゆみ)を構える姿がきわめてリアルに表現されています。
一級文物 遼時代・10〜11世紀 遼寧省・遼寧省博物館蔵
銀製仮面
(ぎんせいかめん)
遼の貴族の墓の中で、墓主の顔に被せたもの。遼を建国した契丹族の顔立ちを反映したものでしょう。民族色に富んだ遼文化の典型的な作品です。
カプセル・フィギュア
出品作品から、跪射俑、犠尊、金製仮面、突目仮面、人頭像、方鼎、人形器、羽人がカプセルフィギュアになりました。まじまじと見つめてしまうほどの 精巧な出来ばえです。何が出るかは、お楽しみ!コレクターならずとも、コンプリート必至!

全8種 各400円(税込)
一級文物 戦国時代・前4世紀 湖北省・荊州博物館蔵
虎座鳳凰架鼓
(こざほうおうかこ)
屈みこんだ一対の虎の上に、それぞれ鳳凰が立ち、その間に鼓をかけるという奇抜な意匠の楽器。霊獣たちをモチーフとして独特の造形に仕立てた楚ならではの楽器です。
一級文物 殷時代・前16〜前15世紀 河南省・鄭州博物館蔵

(しゃく)
把手と細長い注口が付いた三足の器で、酒を温めるために用いられました。中原の初期王朝にみられる典型的な青銅器の一種で、殷の次の西周初期まで流行しました。この作品は、殷時代前半の都城址から発見されたもので、この種の青銅器にあっては比較的古い形式を示す貴重な作品です。
一級文物 北魏時代・太和8年(484) 山西省・山西博物院蔵
天人龍虎蓮華文柱座
(てんにんりゅうこれんげもんちゅうざ)
華北を統一した北魏の高官の墓から出土した石製品。蓮華が大きくかたどられた上面の中央に円孔が開けられていることから、何かの柱を立てた台座とみられます。
一級文物 北宋時代・大中祥符4年(1011) 江蘇省・南京市博物館蔵
阿育王塔
(あいくおうとう)
南京市の古刹・長干寺(ちょうかんじ)の地下から近年出土した新発見の仏塔です。高さが優に1mを超え、この種の遺品の中では最大のものです。中国の関係者は、これを「塔王」(仏塔の王様)と称し、驚異と賛嘆の念をもって接しています。今回、中国政府の特別な計らいにより、地元の南京市以外では初めて公開の運びとなりました。圧倒的な存在感を放つ破格の仏塔の姿を目の当たりにする、絶好の機会となることでしょう。
展示作品は紀元前2000年から約3000年間の貴重な文化財で、約60%は国宝級の一級文物。2001年に発見され現在も発掘調査が続いている金沙遺跡の多彩な文物や、2008年に発見されて大きな話題となった「阿育王塔」など日本初公開の作品も多数展示されています。「掘り出しモノ」に出会うチャンス、お見逃しなく!
日中国交正常化40周年 特別展 「中国 王朝の至宝」

期間:2012年10月10日(水)~12月24日(月・休)
休館日:月曜日 ※12月24日(月・休)は開館
会場:東京国立博物館 平成館

[公式ホームページ] http://china-ocho.jp/


 
東京国立博物館
日中国交正常化40周年
特別展 「中国 王朝の至宝」

[期間]
2012年10月10日(水)~12月24日(月・休)

[会場]
東京国立博物館 平成館

[開館時間]
9:30〜17:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで

[休館日]
月曜日 ※12月24日(月・休)は開館

[料金]
一般1,500円、大学生1,200円、高校生900円、中学生以下無料



[公式ホームページ]
http://china-ocho.jp/