世界中でもっとも愛されている食べ物のひとつ、チョコレートの展覧会が開催されています。小さな一粒から、カカオを育む自然の恵み、チョコレートを発明した人類の智慧(ちえ)と工夫、そして、世界のつながりまで見えてくる―。歴史、製法、おいしさの秘密、チョコレート工場の内側など、知っているようで知らないチョコレートの魅力をご紹介しています。
会場の様子をご紹介
プロローグ

展覧会会場に入ると、チョコレートでできたクジラと蒸気機関車がお出迎え!本展はチョコレートの知られざる魅力をたっぷりご紹介します。さあ、チョコレートの世界へ足を踏み入れましょう!
■チョコレートの国立科学博物館

エントランスでは、本展会場の国立科学博物館をチョコレートで「再現」。板チョコの壁で覆われた博物館の建物(日本館)に加え、実際に屋外で展示されている蒸気機関車とシロナガスクジラをチョコレートで手作りして展示します。 来場者は、この「チョコレートの国立科学博物館」の門をくぐって、ZONE1へと進みます。
■ZONE1 チョコレートの原点〜カカオ

チョコレートは、「カカオ」という植物の実の中にある種子からできることを知っていますか?カカオの木は1年間に何千もの花をつけますが、そのうち実を結ぶのはほんのわずか。チョコレートはとても貴重な原料から作られているのです。 カカオは「テオブロマ=神様の食べ物」という学名を持っています。このゾーンでは、カカオの木や実などを展示し、カカオについて詳しく紹介します。
■カカオの木

チョコレートの原点といえるカカオの木が、展覧会の象徴として、会場の中心に登場します。熱帯雨林で育つカカオの木を、実物と複製により展示します。
■カカオの実

チョコレートは、カカオという植物に特別な価値があることを見つけ出した私たちの祖先が、長い歴史の中で作り上げた「人類の叡智(えいち)と技術の結晶」と言えます。この種子が入っているのが、カカオの実で、さまざまなかたちのものがあります。本展では、実物のカカオの実を見て触ることができます。
■ZONE2 チョコレートをめぐる歴史

チョコレートの起源は、マヤなど中米の古代文明で王族や支配階級の人たちに好まれたカカオの種子をすりつぶしてつくる飲み物でした。約4000年前から中米で神聖なものとして珍重されたカカオの飲み物は、16世紀にヨーロッパへと渡ります。そこで19世紀半ば、私たちの知る「食べるチョコレート」へと生まれ変わります。 長い歴史の中で、カカオ、そしてチョコレートはどのように私たちと関わってきたのでしょうか。古代マヤ・アステカ文明や西欧社会でチョコレートのために使われた食器を再現展示し、チョコレートの歴史を振り返ります。
■マヤ文明で使用されていたチョコレート容器

古代マヤ文明などで、カカオの種子をすりつぶして飲むときに使用した道具や食器類(複製)などを展示します。
チョコレート・ポット
(前田商店蔵)
■チョコレート・ポット

アメリカ大陸からヨーロッパへ渡ったチョコレートは、広く知れ渡りました。このとき飲み物として普及していたチョコレートを楽しむため、様々に装飾された食器が作り出されました。本展では、当時のチョコレート・ポットやチョコレート・カップを多数展示します。
■ZONE3 チョコレートと日本

日本にチョコレートが伝わった正確な時期は分かっていませんが、江戸時代後期、西欧と交易を行っていた長崎で、"しょくらとを"(=チョコレート)に関する記述が残っています。江戸時代以降、チョコレートは日本人にどのように受容されてきたのでしょうか。 このゾーンでは、日本人とチョコレートの歴史をひも解いていきます。また、私たちに馴染みのある人気のチョコレート商品に関連する懐かしいテレビコマーシャルや歴代のポスター、パッケージなどが大集合。子どもから大人までお楽しみいただけます。

"しょくらとを"の記述がある「長崎聞見録」(1797 年)、大正時代にチョコレート製造で使われた木製の型、日本中で長く親しまれてきた懐かしい人気チョコレート商品のパッケージなどを展示します。
■ZONE4 チョコレートができるまで

チョコレートはカカオの栽培から始まり、多くの人々の手による複雑な加工プロセスを経てようやく私たちの口に届きます。その工程には、人々が智慧(ちえ)を絞って編み出した、創意工夫が秘められています。実は、チョコレート工場は科学の宝庫なのです! さあ、カカオ豆になった気分でチョコレート工場に入ってみましょう。
■チョコレート工場に潜入!
~カカオ豆になった気分で、チョコレートができるまでの工程を疑似体験~

カカオ豆は様々な工程を経てチョコレートになりますが、そのプロセスはあまり知られていません。本展では、普段、見ることのできないチョコレート工場の内部を公開し、チョコレートになるまでの複雑な工程を、映像や音、においや風、温度の差などの演出効果で、楽しみながら体感していただきます。
■ZONE5 チョコレート・プロムロード~チョコレートをもっと知ろう

「チョコレート・プロムナード」を歩きながら、奥深いチョコレートの世界を見てみましょう。ここでは、様々なチョコレートの種類や、チョコレートづくりの職人「ショコラティエ」が手がけるチョコレートなどについて紹介します。

チョコレートでできた国立科学博物館の人気者・ティラノサウルスやパンダ、忠犬ハチ公が並び、見た目にも楽しい展示となります。
■ZONE6 チョコレートの未来

世界中の人たちに長く愛され続けてきたチョコレート。さまざまな生き物のめぐみ、そして、世界のつながりによって、私たちの手元にチョコレートは届いています。これからもおいしいチョコレートを食べ続けられるよう、いろいろな工夫や改善の努力がなされています。
会場の「チョコレートショップ」では、会場内で撮影したあなたの写真が板チョコの包装紙になる「フォトチョコ」や、通常は市販されていない珍しいチョコレートなど様々なチョコレートを販売。トークショーやギャラリートークも開催される予定です。
チョコレート展

期間:2012年11月3日(土・祝)~2013年2月24日(日)※月曜日休館
会場:国立科学博物館

[公式ホームページ] http://event.yomiuri.co.jp/chocolate/


 
チョコレート展
チョコレート展

[期間]
2012年11月3日(土・祝)~2013年2月24日(日)

[会場]
国立科学博物館

[開館時間]
9:00~17:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで

[休館日]
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、12月28日(金)~1月1日(火・祝) ただし、12月25日(火)は開館。

[料金]
一般・大学生1,400円、小・中・高校生600円



[公式ホームページ]
http://event.yomiuri.co.jp/chocolate/